一高伝統「撃滅の拍手」

 一高伝統「撃滅の拍手」

「一高伝統~」の声で始まり右拳を前に突き出す型で一旦静止。一呼吸の間をあけると、突然の雷の如き「好敵手!○○(相手校)撃滅のための拍手~」の雄叫びと共に相手を目力で圧倒。拳を広げ回転させながら空からくる雹(ひょう)の様に撃滅させる心情を乱れ打つ拍手を通して表現する。

この拍手は心技体を鍛錬しなければ振る舞うことは困難で、微動だにしない静止に対し、地面を叩き岩を砕くが如き突きと力強い拍手の乱打。 大太鼓の大音響と静寂音が相まって、一拍子、二拍子、三々七拍子で最高潮に達し「イ・チ・コウ(一高)!オ~!」で右足を蹴り上げる様は勇壮かつ華麗で見る者を魅了して止まない。

歌舞伎、相撲の四股、空手の突き等の技を融合し、磨きをかけたのがこの一高伝統の「撃滅の拍手」である。

 

旧制 日本大学中学校(現、日本大学第一中学校・高等学校)校歌、応援歌

1889年(明治22年)設立の日本法律学校を起源とする日本大学を母体に、1913年(大正2年)2月14日、日本大学が最初の直轄附属校として設置したのが、現 日本大学第一中学校・日本大学第一高等学校です。